上海サバイバル豆知識④ 床屋編
上海には日本語を使える美容院がある。安いところで百数十元程だ。高いところは2~300元、それ以上するところもある。
私が通っていた日本語が出来る美容院は、メンバーになると一回130元(中国人スタイリスト)、しかしながら仕上がりはいつも日本の千円カットに及ばない。
ここで出来るビジネスマンならばコストを上げて他店を探すと思うが私は違う。
切れればいいからもっと安い店無いかな
ターゲットとなる店探しのために上海を散策し、床屋・美容院を以下の3つのカテゴリーに分けた。
上海床屋事情
①10元床屋
汚い川沿いや道路にイス一脚を置き1人のオヤジがいる。鏡もドライヤーも洗髪も無い。お天道様の下でただ髪を切られるのみ。
②20元~60元床屋
店舗。見た目は日本の美容院のイメージ。店構えはボロい~豪華なものまで。洗髪~cutまでOK。ただし、中国語オンリー。
③高級床屋
百数十元以上の高級床屋。日本語を使える。
①はレベルが高すぎる。という事で②の20~60元価格帯を狙うことにした。
またこの価格帯でも3つのカテゴリーに分けられる。
②-1
音楽ジャンジャン、キレイな姉ちゃん、ウェーイな感じの男美容師がいる美容院
②-2
ヤンキーな感じ・又はおじさんの美容師がいる床屋
②-3
おばちゃんの美容師がいる床屋
今日、髪を切りに近くの床屋状況を確認しに行った。
写真の妙生活という美容院が最近オープンしたようで、洗髪カットで6元と書いてあった。値段の安さに入店したが、②-1のカテゴリーに属する音楽ジャンジャン、キレイな姉ちゃん、ウェーイな感じの男美容師のいる美容院だった。ウェーイな感じの男美容師は苦手だ。そのため「やはり俺にはこういう所は合わない」と思い、あっ、お疲れ様でーすと日本語で電話に出る振りをして退店をきめた。
続いて同じ通りに②-3のカテゴリーの床屋を発見。
ちょっと覗いてみると、良い感じのおばはん2名がのんびり髪を切っていた。
ウェーイな店員は皆無。音楽も流れていない。きっと听不懂(Ting bu dong, =言っていること分かんねーよ)と言っても許してくれそうなところだ。
値段を確認すると25元。安い!!
洗髪-cut-洗髪という流れであった。
サバイバル豆知識 床屋編
自慢では無いが、床屋に入って中国語で自分の要望を伝えられるだけの中国語は私に備わっていない。そのため私はベストカットしてもらった時の状態をスマホで撮影し、それをカット担当者に見せるようにしている。それで大丈夫だ。
たまに「ここはどうするよ?」みたいな感じで聞かれるが、その時は満面の笑顔で随便(Sui bian=おめーに任せる)と言って切り抜ける。
後は何事もビビッてはいけない。例え中国語を話す機会が発生し、相手に伝わらなくても決して臆することは無い。むしろ、なんでおめー中国人なのに俺の中国語わかんねーんだ?みたいな感じでしゃべるようにしている。